用水路の工事(201912)

自分でやったわけではなく、公共事業ですが、自宅の東と西にある水路(谷川)のうち西側の整備がおこなわれました。何十年か前に水路がつくられたようなのですが、長年の浸食により水は田んぼの端を流れていました。新しいコンクリートの水路を流れ始めたことで、田んぼへの浸水が減り、下流への給水が効率的におこなわれるようになります。ありがたいことです。

12月9日から工事が始まりました。
上の写真の場所の元はこんなところでした。
2日間で1番下のおおきな用水升のコンクリート枠の設置が終わったようで、
3日目に3番目の田んぼへの鉄板の敷設が始まりました。
鉄板の大きさは、306x153xt2cmで、 鉄の重さは1 立方センチメートルあたり約 7.85g なので、
一枚当たり735042.6g = 約735Kgあります。これを40枚以上、トラックで運んできては油圧クレーンで
敷いていきます。ほぼ一日かかっていました。
鉄板を敷くのは、田んぼに大きなわだちをつくらないためと、トラックをいれるためのようです。
3日ほどで升のコンクリートが固まったようです。
上の小さな升は完成品をトラックで運んでいました。
下流側から少しずつ工事が進んでいます。水はホースを使って迂回していました。
この時点では落差があるのでポンプは使わず自然流下でした。
上の写真を上から見たところ。
12月14日には鉄板を一つ上の田んぼに移動していました。
3番目の田んぼに種を蒔いた時には、今年工事をするという情報がなかったので
クリムゾンクローバを蒔いてあって、もうだめになったかとあきらめていましたが
鉄板をのけたら、ほとんど残っていました。
4番目の田んぼのところは、2017年の8月に昔の用水路が崩れて田んぼの横を水が流れていました。
用水があったところは写真の右端です。
田んぼ側から見たところです。
ここを、どうやって直すのか興味がありましたが、盛り土をしています。
上流の田んぼの工事のころは、水中ポンプで水を脇に流していました。
上から見たところ。
翌日にはU字溝が置かれていました。
さらに杭を打って、すそ野を広げてありました。
一番上の田んぼに鉄板を敷いています。
以前は一番上も水路がずっと前に流されて水は田んぼの横を流れていました。
田んぼ側から見たところ。
ここも土を盛っています。
ここも難工事のようでした。
12月24日には一番上にもU字溝が入っていきました。
最後の部分の以前の状態です。
12月27日の午前中に敷いてあった鉄板も撤去され、ほぼ完成となりました。
水が水路の中を音をたてて流れていきます。
これより上流は、自分の両親やおじいさんが、かつて自費で整備したようですが、
イノシシが土手を崩してしまい水は、あちこちを流れて浸食しています。
じぶんのできる範囲で、メンテナンスしないといけません。