今年の育苗(20190716)

木や花の種を蒔いて育てるのは以前から好きで、マンション住まいのころは、ベランダで種を蒔いて、ある程度育ってから実家へ持ってきて植えたりしていましたが、残念ながら、木は、ほとんどが気候が合わずに枯れてしまいました。ある程度大きくなれば厳しい気候に耐えられるということもあるようですが、夏が蒸し暑くて、冬が寒い気候で育つ植物は限られます。今年は、実家に定住してしまったので、じっくりと育苗ができます。

ミントの仲間

ミントはヨーロッパでは雑草だそうですし、日本でも地下茎での繁殖力が強いので注意しないとはびこってしまうと、書いてあるのをみますが、実際には日本の雑草の方が強いですし種を遠くへ飛ばして増えるものでもないので、外来要注意植物のように野にはびこることはないと思います。自分がミントを育てているのは、メントールの香りがイノシシなどの野生動物を防ぐらしいというためです。山の耕作放棄地に苗を植えたりしましたが、茂みになるほどには、なかなか成長しません。ちょっと茂ったところに分け入ると、素晴らしくさわやかな香りに包まれて幸せな気分になれます。

ペニーロイヤルミント
グランドカバーで虫よけにも使えるらしいです。
ウオーターミント
田んぼでも育つミントの原種らしいです。
田んぼでは、日本の雑草やセイタカアワダチソウのほうが強いみたいですが、
これでイノシシを防げればうれしいです。
モヒートミント
ラム系のカクテルであるモヒート用に改良された種ということです。
ミントは、なかなか発芽せず種からの育苗は忍耐が必要です。

ユーカリの仲間

ユーカリを育てようと考えたのも、ミントと同じでイノシシなどの野生動物を寄せ付けない効果があるらしいからです。日本でも何十種類ものユーカリの種が入手できます。マンション住まいのころから、種から10種類以上育てましたが、このあたりの気候にあうものは少ないです。たいてい夏に蒸れて枯れるか、1月ごろの寒さで枯れてしまいます。

左がツキヌキユーカリ。
発芽率が悪く、小さいうちは暑さで枯れてしまうしで、ある程度の大きさまで育てるのは大変ですが、
1mぐらいまで育てば、氷点下15℃ぐらいでも平気で越冬します。
右は、コモンセージ
手前にある大きな葉っぱは、今年初めて蒔いたニテンスユーカリ
奥の方は、銀世界ユーカリです。どちらも寒さに強いというふれ込みです。
10cmを超えたあたりで、突然腐って枯れたものが、何本かありました。
過湿だったでしょうか
寒さにとても強いというスノーガム
寒さに強いのは、暑さに弱いかもしれませんが、現在不明。
グロブルス、日本で1番普通のユーカリですが、当地方では冬を越すのは難しいようです。
過去には、秋までに人の背丈より大きくなっても、冬を越して春に新芽が出たことはありません。
茎が木質化するまで保護してやれば冬越しできないか再トライ中です。
この種類は発芽率もよく、苗は育てやすいです。

その他

真ん中は、アケビ
昨年秋に落ちていたアケビの実の中を取り出して、水で良く洗い果肉を取り除いて蒔いておいたら
今年の3月ごろに、たくさん発芽しましたが、ほとんどが5月ごろの暑さ(?)で枯れてしまい1本だけ残りました。
アケビは一本では受粉せず実がならないそうです。今秋も種を拾ってきて蒔こうと思います。
左は、ポポーです。3年ぐらい前に発芽しました。 実がなるのは何年先でしょうか?
もとは2本おなじ鉢に植わっていましたが、1本は生存競争に敗れたのか、枯れてしまいました。
ポポーも、一本では受粉しにくいらしいですが、鉢植えで複数本は難しいかもしれません。
右は、コモンセージなど左は、ジャーマンカモミール
ジャーマンカモミールは、蒔くのが遅かったので、6月頃だという花期を過ぎてしまいました。
このまま暑い夏を枯れずに超して、来年の春に咲いたらいいなと思います。
セントジョンズ・ワート
薬草の類で、心を安らかにする効果があるとか
除虫菊 おなじみ蚊よけ、ただし草のままでは効果ないようです。
2年草で株で冬を越して翌春に開花するそうです。
シーバックソーン(シーベリー)
肌を構成する質のオメガ7・9とオメガ3・6の両方を含む世界で唯一の植物、
奇跡の果物だそうですが、育ててみないと、どういうのかわからないですね。