BIG-M KC26NX エンジン修理-未完編(20240928)

2020年頃から修理しつつ使っている丸山のKC26NXです。
新品でも¥20,000-ぐらいで買えるので壊れたら捨てたら良いとも思うのですが、
クラッチ、ドライブシャフト、ギヤケース、キャブレターなど交換していまだに使っています。
部品代だけで新品が買えていると思います。
今回はスターターを引いてもスカスカで圧縮がほとんどない状態になりました。
ネットの記事をあさるとピストンリングと書いてあるサイトが多いので開けてみました。
リングは残っているように見えますが、モノタロウで純正部品を注文してみました。
ピストン径は約34mmでした。
リングを交換しシリンダに押し込もうとしたのですが、まったく入りません。
ごしごしやっていたらリングを折ってしまいました。
めげずに、今度はAmazonで中国製の安いリングを入手して再挑戦したのですがやはりなかなか入りません。
ちなみにリングサイズは、34mmx1.5mmを注文したら純正品とまったくおなじに見えるものが届きました。
落ち着いて、まずリングなしてシリンダにピストンが入るか調べると当然ながら問題ありませんでした。
ではリングはシリンダに入るか調べると、やっぱり入ります。
ただし切れ目のところが完全にくっつく位に圧縮しないと入りません。
リングを入れる溝にゴミが溜まっているのかとパーツクリーナーで洗浄して
よく見ると溝のところに回り止めのピンのようなものがありました。
老眼なので、まったく気が付きませんでしたが、掃除していてひっかかったので気が付きました。
ここにリングの切れ目を合わせないと完全に圧縮できずシリンダに入らなかったのでした。
イグニッションコイルのギャップを調整して組付けました。
やっぱりスカスカでした。
燃料を吸いません。
火花は飛んでいました。
もうあきらめようかと思ったのですが圧縮が無い原因をネットで調べていたら
クランクケースの気密が無くなっている可能性があることがわかりました。
燃料タンクを外してクランクシャフトの両側の外回りを見るとスターター側が濡れているようにも見えました。
スターターを外すとシールは付いています。
抜いてよく見るとシールが割れているような感じです。

どうやら元は20番の一体の部品のようです。
モノタロウに注文しました。
出力軸側のシールは油で湿っていますが空気が漏れるような感じではありませんでした。
というわけで、部品が入荷するまで中断です。
ちなみに、丸山のKC26は、これを含めて3台所有しています。
安い製品なので、頻繁に壊れますが特性を理解すれば修理も自分でできて良いのかなと考えています。